所長あいさつ

大阪生物環境科学研究科 森下 日出旗

かけがえのないこの地球は、文明の発達とともに汚染され続けています。
一方、この地球環境を守るために世界各国が環境浄化に向けての取り組みを行っていることも事実です。しかし、その成果はまだまだ不十分です。

汚染された地球を修復するために今最も注目されているのが、革新的な汚染修復技術であるバイオレメディエーション( Bioremediation )という方法です。

この方法は自然界で唯一有機物の分解能力を持つ微生物の自然浄化作用を人為的に強めて、その浄化力を驚異的に高めるものです。従来の物理的、化学的方法では、薬物による二次公害や、コスト面にも難点があるなど問題が多々あります。しかし微生物を利用したこの方法は、微生物が本来もっている酵素や分解作用を利用して、最終的には水と二酸化炭素など無機物に分解するというもので、二次公害を起こさず全く自然の理にかなった方法です。環境を整えてやることにより、その浄化能力を驚異的に高める事ができます。
この方法はすでに欧米では実用化が進められており、国内でも数年前より環境庁が推進している方法です。
1998年、農水省、通産省もこの方法による安全指針を出しており、国内でもようやく認知されるところとなりました。

当社では40余年の研究を基盤に、それぞれの現場の汚染を浄化させるオーダーメイド微生物を開発しております。この微生物の利用により浄化力の向上と効率化、スタートアップが非常に早くなります。また、オーダーメイド微生物により、水処理の安定化や、管理コストの大幅削減が可能となります。

環境は私たちの生活に必要不可欠なものです。私たちの快適で健康的な生活を送るために、よりよい浄化方法を求めて日々精進していきたいと考えています。

大阪生物環境科学研究科
森下 日出旗

所長 森下 日出旗 研究歴

  • 酵母の耐塩性と浸透庄の影響(大学、大学院、大阪市立環境科学研究所)
  • 病原性好塩菌腸炎ビブリオの耐塩性・・・理学博士論文
  • 腸炎ビブリオの生理活性・・・大阪市長賞受賞
  • 塩環境における海洋性バクテリアの生長、好気性バクテリアの耐塩性について
  • カピ臭物質をバクテリアで除去成功・・・大阪市水道局委託 日経新聞掲載
  • 環境適応のための細胞融合・・・カナダ国立総合研究所招聘
  • 細胞融合による耐塩性の獲得
  • 細胞融合による耐塩性と環境適応・・・西ドイツ国招待講演
  • タイ国のエビ養殖排水の浄化・・・JAICAより水質専門家として派遣
  • 特殊環境におけるバクテリアの研究 他

大阪市立環境科学研究所勤務 32年間
好塩微生物研究会主宰 46年間
大阪市立大学医学部細菌学非常勤講師 23年間 論文 業績88報/ 新聞掲載13回

書籍紹介

バイオレメディエーションで地球の水を甦らせる~微生物博士の未来への挑戦~

バイオレメディエーションで地球の水を甦らせる
~微生物博士の未来への挑戦~

微生物の力を利用した、究極の環境修復技術「バイオレメディエーション」
バイオレメディエーションとは、地球上に存在する「微生物」を組み合わせて強化し、水や土壌を浄化する技術です。工場の排水処理や河川の汚濁で生じる諸問題への解決策として、その技術はいま大きな注目を集めてきています。従来の方法と比べCO2排出量や廃棄処理にかかるコストを圧倒的に抑える、自然に優しい環境修復技術です。この技術の研究と実践に生涯を捧げてきた著者のこれまでてがけてきたプロジェクトとともに、この新しい手法をご紹介します。

著者:森下日出旗 出版社:総合法令出版

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